よく分からないけどOpen BootloaderのExampleをWindows環境でコンパイルする
これはなに
nRF5 SDK内のOpen BootloaderのExampleをWindows環境でコンパイルする手順のメモ書きです。
本来はnrfutilでキーペアの作成などを行わなければいけないのですが、今回はnRF ConnectのProgrammerからUSB経由で書き込みを行うためだけにBootloaderを作りたかったので、デバック用プロジェクトをそのまま使います。
というかこれを書いてる人が全く分かってないのでご了承ください。(>_<)
目次
Make for Windowsのインストール
以下のサイトからMake for Windowsの最新バージョンをダウンロード&インストールします。
インストール先を変更する場合はパスを通す際に必要になるのでパスをメモっておきます。
環境変数PATHを設定する
- コントロールパネル/システムとセキュリティ/システム/システムの詳細設定/環境変数を開きます。
- システム環境変数(S)のPathを選択し、編集(I)を押します。
- 新規(N)でmakeのインストール先に¥binを追加したパスを入力してOKを押します。
Arm Embedded Toolchainのインストール
以下からgcc-arm-none-eabi-9-2020-q2-update-win32.exe(最新版ではない)をダウンロード&インストールします。
Exampleのコンパイル
nRF5 SDKをまだダウンロードしていない場合は以下からダウンロードします。
Open BootloaderのExampleはnRF5_SDK_17.1.0_ddde560\examples\dfu\open_bootloaderにあります。pca10056とpca10059は、それぞれ公式の開発ボードのnRF52840 DKとnRF52840 Dongleのことです。今回はデバック用プロジェクトを使いたいので、pca10056_usb_debugを使います。
コマンドプロンプトで以下のコマンドを一行ずつ実行します(ディレクトリは要変更)。
cd Desktop\nRF5_SDK_17.1.0_ddde560\examples\dfu\open_bootloader\pca10056_usb_debug\armgcc
make
これでarmgcc\_buildにnrf52840_xxaa_debug.hexが生成されます。