「猫でもできる」Watchman dongleをいい感じに錬成する方法
これは何?
Watchman dongleをいい感じに錬成する方法を思いついたので紹介します。Watchman dongleに関する詳しい情報は前回のブログで。
概要
今回やることをざっくりと説明します。
①nRF24LU1を搭載したUSBドングルとnRF24LU1P(32kb)を購入する。
②USBドングルのチップをnRF24LU1Pに交換する。
③ファームウェアの準備をする。
④ファームウェアを書き込む。
ごめんなさい。猫にはちょっと厳しいかも…
部品選び
USBドングル
とりあえずnRF24LU1用のUSBドングルが流用できることは確認しました。他のnRF24シリーズ用の基板でも一部互換性のあるものがあるかも(詳しくない)。今回はAliexpressで購入した怪しいドングルを使います。
同じ回路なのにここまで小型化できるのか…
— Ρ (@ugokutennp) 2021年12月14日
すごい( > <。) pic.twitter.com/PRUjrmYoU3
極論を言えばLogitech Unifying receiverでもできるのかな?
nRF24LU1P
nRF24LU1P-F32Q32-Rを購入しました。32kbのメモリ容量とNordicのブートローダーが書き込まれていることが条件です。新品のチップなら問題ないですが、Aliexpressなどで買うと別のブートローダーが書き込まれていることがあるらしいので、レビューを要チェックです。
チップのリプレース
熱風式リワークステーションを用いてチップ換装を行います。QFNパッケージのハンダ付けは初めてでしたが、本当に大変でした。もう一生やりたくない…(>_<)
nRF24LU1からnRF24LU1Pに交換 pic.twitter.com/gcmcbVdIgD
— Ρ (@ugokutennp) 2021年12月28日
参考にした動画
ファームウェアの準備
今回はHDK付属のファームウェアを使いましたが、Viveドングルのファームウェアでも行けると思います(試してない)。
ファームウェアの書き込み
書き込みはnRFgo Studioを使います。チップ交換が成功したかつチップにNordicのブートローダーが書き込まれていれば、USBポート接続時にDevice ManagerのnRF24LU1+Bootloaderにタブが出てきます。
あとはhexファイルを指定してProgram flash memoryボタンをぽちぽちしましょう。書き込み終了後にUSBポートに刺しなおすとWatchman dongleとして認識するはずです。
お疲れさまでした。
最後に
ドングルの選択肢を増やそうと調べはじめましたが、なんとか動くようになってよかったです。技適問題は完全に#000000なので製作は自己責任でお願いします。